パク・ソジュン
パク・ソジュン
SBSドラマ「温かい一言」は不倫と離婚からスタートした。しかし、同じ”修羅場”をテーマにしていても、何をどのように描くかによって見え方は変わってくるものだ。

パク・ソジュン の最新ニュースまとめ

 21歳の青春時代に出会い、熱い恋愛の末に結婚した夫婦(ナ・ウンジン-キム・ソンス)も、お見合いで出会い条件にぴったりな人と結婚し互いにベストを尽くして暮らしてきた夫婦(ソン・ミギョン-ユ・ジェハク)も配偶者の浮気に翻弄され、離婚という決断を下す。

 ドラマは、ウンジン(ハン・ヘジン)とジェハク(チ・ジニ)の不倫のスタートとその過程を最小限に見せ、2組の夫婦が過ごしてきた時間、お互いに与えた心の傷と知らなかった相手の痛みを振り返り、癒していく過程を細かく描いた。

 劇中ミンスは、自身を生んだ母親が愛した離婚男性のために姿を消し、母親の代わりに腹違いの姉(キム・ジス)を世界に一人しかいない家族として屈せずに正しく生きてきた。初めての恋だと感じた女性が、姉の夫が浮気した女性の妹だという事実を知り、つらい別れを選択する。

 ミンスを演じた俳優パク・ソジュン(25)は24日、インタビューに応じ「この世の中、心に傷を抱えていない人なんていません」と淡々と答えた。

 「このような痛みを抱えた人もいるだろう、と多くのことを考えるきっかけになりました。みんな傷の種類や色は違っていても、痛みの程度は極めて主観的なこと。男子が自身の軍隊生活を一番つらいものだと話すのと同じでしょう」

 自身にとってあまりに過酷な運命のせいで多くの涙を流してきたミンスは、運命のように近づいてきた恋を押しのけながら、またたくさんの涙に耐えようとする人物。

 彼は、ミンスの痛みと心の傷を理解しようと「たくさんのことを考えるよりは、台本に忠実になろうと努力しました」と語った。しかし、流れ出しそうな涙をぐっと耐えた後、号泣してしまったのは自身の感情に正直になったからだった。

 「誰が見ても泣くべき状況もありましたが、特に指示が書かれていないシーンは涙を流したこともありましたし、”泣く”と書かれているときにむしろ我慢したこともありました。見せなければならないから泣かなきゃ、と決めては絶対にだめ。作家の先生も台本が完ぺきではないから、何か足りないと感じた部分は自分で埋めていって、とアドバイスしてくださりました。それこそが俳優の責任なのだと感じました」

 撮影を終えれば、暗記したセリフは忘れてしまう方だというが「あなたが僕を嫌いになる日がきても、僕はあなたを愛しています」というセリフは忘れられずにいるのだと話すパク・ソジュン。

 彼は「年齢を重ねると条件ばかりを見てしまい、恋と愛の純粋さを失ってしまいがちです」とし「絶対に恋愛結婚がしたい」と話す。そして「息子の性体験を初めて聞いてあげられるような、そんな友だちのような父親になりたい」と語った。

 パク・ソジュンは現在、tvNロマンチックコメディ「魔女の恋愛」で19歳年上の女優オム・ジョンファの相手役に最終決定している。

 彼は「作品もおもしろく、僕と同い年の俳優であれば誰しもがやってみたいと思うようなすてきなキャラクター」と期待を膨らませた。

 まだデビュー4年目の新人。いますぐに20年後の未来を描くことはできないが、17歳の頃から俳優ではない他の道は考えたこともないという彼は「20年先も演技をしているのではないでしょうか」と答えた。

 俳優としては”名俳優”、”最高の俳優”という大きな夢の代わりに、後輩たちへ先にあいさつをする先輩、相手に配慮してあげられるような俳優になりたいと話す。

 「まだ新人なので、現場に行くと緊張します。あいさつをするときも腰を90度に曲げて声をあげるのは過剰のようで…。僕が誰かをご存じなのかな、と心配にもなります。先輩が先に後輩にあいさつをしてくださると、本当にありがたくてすてきだなと思います。気楽に接してくださる先輩に出会うと、僕も先輩になったらこのように(後輩に)接しようと心に決めています」

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