【ソウル聯合ニュース】LG電子が旧ソ連地域、アフリカ、中東で現地社員の採用を活発化させている。
 欧州や米国に比べこれまで力を入れてこなかった地域で営業力を強化するための布石とみられる。
 業界によるとLG電子はアフリカのモロッコ、アンゴラ、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、旧ソ連のグルジア、ロシア・ウラジオストクで現地社員採用の準備に入った。
 LG電子はすでにこれらの国に支店や法人を置き営業活動をしてきたが、市場規模がそれほど大きくない上に、主なターゲットが欧州や米国であるため積極的なマーケティングは行っていない。
 だが、欧州債務危機や米国の景気回復の遅れなどで、先進国での売り上げ拡大が見込めない状況だ。そのため、これまで注目してこなかった市場に目を向け、社員を置いて組織を整備するものとみられる。
 まずLG電子はグルジアの首都トビリシで現地社員を採用し、グルジアのみならずアゼルバイジャンやアルメニアなどカスピ海周辺国を担当地域にしていく計画だ。
 対象地域でLG電子のブランド知名度を高め各種家電製品の販売を任せる。また、現地消費者のニーズを分析し本社に報告する窓口の役割を果たすことになる。
 さらに中東やアフリカ地域でも現地社員採用を進め、マーケティングを強化していく方針だ。

Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0