ドラマ「善徳女王」の一場面(MBC提供)=(聯合ニュース)
ドラマ「善徳女王」の一場面(MBC提供)=(聯合ニュース)
2009年、韓国テレビ界で人気を博したMBCドラマ「善徳女王」が、ミュージカルとして制作されていた「無窮花の女王、善徳」とあまりに相似しており、盗作したと見るしかない、との判決がくだされた。

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 ソウル高裁は、文化コンテンツ制作会社(株)グレートワークスのキム・ジヨン代表がMBCなどを相手に起こした損害賠償請求訴訟で原告敗訴の判決を覆し「総額2億ウォン(約1500万円)を支給せよ」と原告一部勝訴の判決をくだした。

 裁判部は「ジャンル別の特性、登場人物の性格、役割、細部の描写や事件展開の詳細などには多少の差があるが、全体的な流れが一致しており人物の葛藤構造などがあまりに似ている」と説明。また「原告側は善徳女王を研究してミュージカル、出版、展示などを企画したプロジェクトを進行し、MBC側は原告と接触していく間に台本にアクセスした可能性がある」とした。

 2010年初め、グレートワークスのキム代表は「善徳女王」の演出陣が2005年に制作した自社ミュージカルの台本を盗用したとして、MBCとドラマ作家などを相手に2億ウォンを請求する訴訟を起こしていた。

 ことし2月の一審では「主要登場人物とストーリー構造の大部分が歴史的な事実に基づいているだけで、ミュージカル台本とドラマ台本が実質的に似ているわけではない」とし、原告敗訴の版権が出ていた。

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