「ピエタ」のキム・ギドク監督(左)=(聯合ニュース)
「ピエタ」のキム・ギドク監督(左)=(聯合ニュース)
【ロサンゼルス聯合ニュース】今年のベネチア国際映画祭でコンペティション部門最高賞の金獅子賞を受賞した「ピエタ」(キム・ギドク監督)が、韓国映画初の米アカデミー賞受賞に挑む。
 11月2日から米ハリウッドのチャイニーズ・シアターで開かれるアメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)主催の映画祭「AFIフェスト」で、同映画が米国の観客に公開される。同映画のプロモーションを支援する韓国の映画振興委員会が29日、明らかにした。

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 同委員会は「ピエタ」が韓国映画初のアカデミー賞外国語映画賞受賞の可能性が高いとみて、現地で本格的なプロモーション活動に入る。
 韓国映画はこれまでアカデミー賞にノミネートされたことがない。そのため、映画祭期間中に3回上映するほか、監督と観客のトークショーを計画するなど積極的に同作品をアピールしていく予定だ。
 また、11月3~5日にロサンゼルス市内の映画館で「キム・ギドク監督特別展」を開催し、監督の代表作を上映する。
 「悪い男」「春夏秋冬そして春」「うつせみ」など、キム監督の作品世界に触れることができる映画を米国の映画専門家らに集中的に紹介する。特別展ではキム監督と米国の映画専門家による対談も行われる予定だ。
 同委員会はアカデミー賞受賞に向けできる限り多くのアカデミー会員に同映画と監督を紹介し、ノミネートされるよう注力してく方針だ。

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