俳優クォン・サンウ
俳優クォン・サンウ
ことし6月に公開され、観客動員数300万人を超える大ヒットとなった韓国映画「探偵なふたり:リターンズ」に出演した俳優のクォン・サンウ。日本でも多大な人気を誇る彼が昨年に引き続き、12月14日(金)東京・中野サンプラザにて「Kwon Sang Woo The Stage 2018 ~クリスマスも“アス”~」を開催した。

クォン・サンウ の最新ニュースまとめ

 晴天に恵まれたこの日、会場には1年ぶりのファンミーティングに期待を寄せたファンが多く集った。いくつものクリスマスツリーで彩られたステージが暗転すると、クォン・サンウが登場。グレーとストライプのカットソーに黒のパンツ、白のスニーカーとラフな服装で、山下達郎の「クリスマス・イブ」を歌いあげると、温かい拍手で迎えられた。

 「こんにちは、サンウです。お元気でしたか? お久しぶりです」と、まずは日本語であいさつ。

 MCから、昨年よりもずいぶん体を絞ったのではないかと問われると、「今、また新しい映画を撮っています。『探偵なふたり』のキャラクターとは違い、すごく男らしくてアクションが多い役です。体を露出するシーンも多く、体重を6kg落として撮影にのぞみ、もう5か月間ずっと運動をしています」と明かし、今後の活躍にも期待を高めた。

 「クリスマスは家族と過ごせる?」との質問には、「本当に幸いなことに、日本から帰ったあとは1日だけ撮影があり、それ以外は年末まで撮影がないので家族と一緒に過ごせそう」と笑顔を見せ、子どもとのスキーのエピソードやクリスマスの過ごし方なども語り、子ども想いの“パパ”の一面ものぞかせた。

 続いて、映画「探偵なふたり:リターンズ」の話題へ。「本当にたくさんの人に愛された映画となりました。楽しい思い出しかありません」と話し、共演したソン・ドンイルについて、「俳優同士は作品を通してしか、お互い忙しいので会うことができないんですよね。だから1つのシリーズを2本も撮っていること自体、気が合わなければできないこと。いつも応援しあっていますし、家族のような存在です」と語った。

 前回の「探偵なふたり」では、探偵に憧れるマンガ喫茶の店長役のクォン・サンウと刑事役のソン・ドンイルが事件を解決するというストーリー。「今回はふたりで探偵事務所を開き、本格的に探偵の仕事をしていきます。アクションもあり笑いもある作品ですが、前回よりももっともっと笑いのツボが増えて、より楽しんで見てもらえると思います」とし、新たに加わったイ・グァンス演じるサイバー捜査員については「韓国では探偵事務所があっても、なかなか仕事に限界があって。だから違法な仕事というか、盗聴とかの雑用を彼がしてくれて、事件を解決していくんです」と見どころも紹介した。

 ここで、映画の名探偵ぶりをステージでも披露することになり、「謎解き」のコーナーに。なかでも盛り上がったのは事前に選ばれた6名のファンの中から、プロフィールに該当する1名をクォン・サンウが探り当てるという推理ゲーム。見事な質問と推理をしながら一発で見つけ当てると、会場からは称賛の大きな拍手が。

 続いて、女性のお悩みにクォン・サンウが答えるコーナーへ。「気になる男性から食事に誘われた」、「付き合って3年になる彼から結婚を待ってと言われた」などのお悩みに、「女性の悩み相談は初めて」と言いながらも、一つずつ親身になって熱く答えてくれる姿に、ファンもうっとり。

 「テレビで見た話なのですが、男女の関係は3年と言われています。付き合って3年で結婚すると、新しい愛のエネルギーが生まれ、子どもが生まれるとまた愛のエネルギーが生まれる。そうして10年が過ぎると信頼が生まれるんです。なので、今の皆さんが幸せなら愛の力の調整がうまくできている証ですね」という話に、年齢を重ねたクォン・サンウの恋愛感や人柄が垣間見え、会場からは感嘆の拍手が湧きおこった。

 そして「1つの愛を見送れば、また愛がやってくるという意味の曲を贈ります」と、イ・ムンセの「Farewell my love」をしっとりと歌い上げた。

 キャメル色のスーツに、黒のハイネックと革靴に着替えたクォン・サンウはより大人の魅力を見せ、ファンと交流。テーマに沿って「あ」の言葉だけで演技をする「演技対決」のコーナーでは、すばらしい演技力を披露。会場中から集めた飾りやマフラーなどでクリスマスツリーを飾りつけて対決するコーナーでは、トナカイの被り物を身につけるチャーミングなシーンも。

 この日、ステージに用意されていたツリーのまわりにはプレゼントも飾られていて、これはすべてクォン・サンウからファンのために準備されたもの。コーナーに参加したファンたちに、一人一人に合ったプレゼントを選び、ハグや握手をしながら手渡しされた。

 「年々、演技にも切実な思いで情熱を傾けていますが、時間の流れも早いと感じるようになりました。過ぎていく時間が本当に残念で、もったいない気持ちで。でもそんなことを考えるたびに日本に来て皆さんにお会いすると、さっきお話しした“愛のエネルギー”を充電して帰れるような気がします」と語り、感謝の気持ちを込めて「Etude」をファンと一緒に歌った。

 「最後に皆さんの近くでお顔を見て終わりにしたい」と客席に降り立つと、ファン一人一人と目を合わせ、声をかけながらハイタッチし、「この冬、風邪に気をつけて元気な姿で2019年も会いましょう!」と締めくくり、ステージを後にした。

 終演後には、ファンクラブ会員を招待したサイン会が行われ、2時間以上にも及ぶ公演の幕を閉じた。12月16日の兵庫での公演へと大盛況で繋いだ。


(C)KWON SANG WOO Japan Official Fanclub



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