デジタルグローブが23日に撮影した豊渓里の核実験場=(ロイター=聯合ニュース)
デジタルグローブが23日に撮影した豊渓里の核実験場=(ロイター=聯合ニュース)
【豊渓里(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】北朝鮮が24日に実施した北東部の豊渓里にある核実験場の廃棄は約5時間にわたり坑道などを爆破する手順で進められた。 北朝鮮は韓国や米国、中国、ロシア、英国の5カ国の記者団が見守るなか、同日午前11時、2番坑道と観測所の爆破で廃棄を開始した。2番坑道は2回目から6回目の核実験が実施された場所で、核実験場の中心施設。 約3時間後の午後2時14分には4番坑道、同2時45分には生活施設など5カ所、同4時2分には3番坑道や観測所を爆破した。 2012年3月に掘削作業が完了した3番坑道と、掘削作業を一時中断し昨年10月に再開した4番坑道は今後も活用が可能な場所で、廃棄式典の鍵となっていた。 最後となる午後4時17分には2カ所の軍施設を爆破した。 1番坑道は1回目の核実験が行われた場所で、放射能汚染のためすでに閉鎖されており、爆破はしなかったとみられる。 記者団は3番坑道近くに設けられた展望台から爆破の様子を確認したとみられる。 坑道の入り口を閉鎖したか、坑道の内部も完全に閉鎖したかなど詳細は伝えられていない。 記者団は24日午後に列車で豊渓里を出発し、25日午後6~7時ごろ、東部の元山駅に到着する見通しだ。
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