ソウル出入国外国人庁に出頭した趙顕娥氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル出入国外国人庁に出頭した趙顕娥氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの創業家による密輸や脱税疑惑を調査している関税庁が、グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の長女で大韓航空元副社長の趙顕娥(チョ・ヒョンア)氏に対する出国禁止措置を申し立て、法務部が承認したことが24日分かった。 これにより、先に出国禁止となっていた母親の李明姫(イ・ミョンヒ)一宇財団理事長、妹で大韓航空元専務の趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)氏と合わせ、一家のうち3人が海外渡航を禁じられた。 警察は先月、広告代理店の社員に対する暴行などの容疑が持たれている顕ミン氏の出国禁止を申請したのに続き、今月初めには李氏について、工事関係者などに暴行を働いた疑いがあるとして出国禁止を申し立て、いずれも認められた。 関税庁が顕娥氏の出国禁止措置を取ったことから、先日同庁が大韓航空の協力会社を家宅捜索した際に押収した品物の分析過程で脱税・密輸の具体的な容疑をつかんだのではないかとの観測が出ている。 一方、顕娥氏はこの日、外国人家政婦を違法雇用した疑いでソウル出入国外国人庁に出頭し、取り調べを受けている。
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