韓進グループ創業家を巡ってはパワハラや脱税の疑惑が次々と持ち上がり、警察や検察に加え公正取引委員会も調査に乗り出した=(聯合ニュース)
韓進グループ創業家を巡ってはパワハラや脱税の疑惑が次々と持ち上がり、警察や検察に加え公正取引委員会も調査に乗り出した=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国・関税庁が大韓航空と一部税関の癒着疑惑に対し内部監察に乗り出したことが25日、関係当局の話で分かった。仁川本部税関の職員が大韓航空社員に航空機の座席割り当てに関する要請をした疑惑について、事実関係を確認しているという。

 税関と大韓航空を巡っては、税関職員が航空機の座席を最前列にしてほしいと頼んだことを示す大韓航空の社内電子メールが最近公開され、癒着が指摘されている。大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの創業家の私物が税関の検査なしで持ち込まれたとする元社員の証言もある。

 関税庁は先ごろ韓進グループ創業家の自宅や大韓航空本社を家宅捜索し、捜査を加速させている。だが、同時に税関がこうした大韓航空の密輸や脱税を黙認した疑惑が表面化し、批判も強まっている。


Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0