マレーシアでのイベントに出席した俳優のパク・ボゴム(右、サムスン電子提供)=(聯合ニュース)
マレーシアでのイベントに出席した俳優のパク・ボゴム(右、サムスン電子提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子は新型のフラッグシップスマートフォン(スマホ)「ギャラクシーS9」と「ギャラクシーS9プラス」を16日から世界の約70カ国・地域で正式発売する。韓国では先月末から予約を受け付け、今月8日から開通手続きが始まった。 この日発売される国は、欧米全域をはじめ中国、インド、アラブ首長国連邦(UAE)、メキシコ、オーストラリア、マレーシアなど。サムスン電子は、今月末までに販売地域を約110カ国・地域に拡大する計画だ。  マレーシア・クアラルンプールで15日(現地時間)開催された発売イベントにはメディア関係者など約1500人が出席し、現地で人気の高い韓国の俳優、パク・ボゴムも出席した。 当初は予約が振るわなかったギャラクシーS9だが、正式発売により潜在需要を引き出せるかが注目される。 同製品は「ビジュアルコミュニケーション」に最適化された製品であることが強調されており、超高速カメラ(スーパースローモーション)、AR(拡張現実)絵文字、暗所での撮影機能強化など前作に比べカメラの性能が向上したことが特徴だ。 だがそれ以外に前作と大きな違いがないことから、カメラの性能向上だけでは購入の決め手に欠けるという消費者の反応が課題だ。高性能スマホの普及により、買い替え需要が以前に比べ減少していることも障壁となっている。 サムスン電子はギャラクシーS9の予約販売実績を公開していないが、前作「ギャラクシーS8」の70~80%程度の予約数だとされる。
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