ソウル駅付近で保守団体が北朝鮮の国旗や金正恩氏の写真を燃やしている=22日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル駅付近で保守団体が北朝鮮の国旗や金正恩氏の写真を燃やしている=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国北東部の江原道で開かれる平昌冬季五輪(2月9日開幕)に合わせた「芸術団」公演に向け北朝鮮から韓国に派遣された視察団が22日午前、ソウル駅に到着した。これに反発し、同駅付近では北朝鮮との融和姿勢を嫌う韓国保守団体がデモを行った。 保守の「大韓愛国党」は午前11時ごろソウル駅前広場で記者会見し、「平昌冬季五輪が北の体制を宣伝し、北の核(保有)を既成事実化する事実上の『平壌五輪』に転落している」と主張した。 また、南北が五輪開会式で韓国の国旗・太極旗ではなく朝鮮半島を描いた統一旗を掲げて合同入場することや、北朝鮮東部・馬息嶺スキー場で合同練習を実施することなどを挙げ、「江原道、平昌の住民の汗と努力を水の泡にしようとするものだ」と批判した。 参加者らは統一旗や北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の写真、北朝鮮の国旗に火をつけるパフォーマンスを行った。 韓国と北朝鮮は、平昌五輪の期間中に北朝鮮・三池淵管弦楽団の約140人からなる芸術団がソウルと江陵で公演を行うことで合意している。その会場候補を下見するため、同管弦楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長率いる視察団7人が21日、2日間の日程で訪韓した。
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