昨年4月、韓国で行われたアイスホッケー女子の世界選手権4部に相当するディビジョン2Aの試合で南北が対戦後、記念撮影を行っている(資料写真)=(聯合ニュース)
昨年4月、韓国で行われたアイスホッケー女子の世界選手権4部に相当するディビジョン2Aの試合で南北が対戦後、記念撮影を行っている(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が開幕まで1カ月もない平昌冬季五輪のアイスホッケー女子で北朝鮮との南北合同チームの結成を推進していることに対し、韓国代表選手の人権を侵害するものだとして取りやめるよう求める陳情が、17日までに国家人権委員会に寄せられた。 人権委によると、陳情はアイスホッケーファンの一人が五輪を所管する文化体育観光部の都鍾煥(ト・ジョンファン)長官に宛てたもの。 このファンは陳情書で「政府は韓国の代表選手に被害が及ばないようにすると言うが、合同チームが結成されれば北の選手を出場させないわけにはいかず、これは韓国の選手の出場機会を奪い、出場時間を減らすことにつながる」と指摘。合同チーム結成は韓国代表23人の幸福追求権など人権を侵害するものであり、今すぐ推進をやめるべきだと訴えた。 韓国政府は9日の南北閣僚級会談で、アイスホッケー女子の合同チーム結成を北朝鮮に提案した。韓国代表チームの選手を減らさず登録選手数を増枠して北朝鮮の選手を加えれば、韓国の選手に全く被害は及ばないというのが政府の判断だ。政府は増枠のため国際オリンピック委員会(IOC)と国際アイスホッケー連盟に協力を求めている。 青瓦台(大統領府)ホームページの掲示板には、アイスホッケー合同チーム結成への反対意見が15日までに100件余り寄せられた。
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