韓国　けさのニュース（１０月２０日）

◇国会の１３常任委が国政監査　朴前大統領の問題で与野党攻防か　韓国国会は２０日、１３の常任委員会がそれぞれ関係機関に対する国政監査を行う。ソウル高裁とソウル中央地裁を対象にした法制司法委員会による国政監査では、収賄罪などに問われている前大統領の朴槿恵（パク・クネ）被告の裁判を巡り与野党の攻防が予想される。◇韓米の６カ国協議代表きょう会合　トランプ氏訪韓に先立ち北問題調整　北朝鮮核問題を巡る６カ国協議の韓国首席代表を務める外交部の李度勲（イ・ドフン）朝鮮半島平和交渉本部長が２０日、ソウルの外交部で米国首席代表のジョセフ・ユン国務省北朝鮮担当特別代表と会合し、北朝鮮の新たな挑発の可能性に関し情報交換する予定だ。トランプ米大統領の来月の訪韓を機に韓米が共同で発信する北朝鮮向けメッセージについても意見を交わすとみられる。◇総合株価指数　年内の２５００突破濃厚　韓国株式市場で総合株価指数（ＫＯＳＰＩ）が上昇している。世界的な景気回復と、サムスン電子やＳＫハイニックスなど時価総額上位の企業を中心にした利益増が好材料となっている。取引時間中に２４９０台の最高値を付けた後はやや足踏み状態ながら、年内の２５００突破は確実とみられる。その場合、初めて２０００の大台に乗ってから約１０年を要したことになる。◇平均的な稼ぎの会社員　国民年金の受給額は？　２０１６年末時点の平均所得である月２１８万ウォン（約２１万７０００円）を得ている給与所得者が２０年間国民年金に加入した場合、年金の受給が始まれば月４５万ウォン、３０年間加入した場合は月６７万ウォンを受け取ることになる。国民年金公団が国会保健福祉委員会の議員に依頼され、国民年金に今年加入した人が保険料を支払い続けた場合の予想受給額を２０日までにまとめた。◇最大野党きょう倫理委員会　朴槿恵氏に離党勧告か　最大野党の自由韓国党が２０日に倫理委員会を開き、朴槿恵被告の懲戒処分を決定する。同党の革新委員会の勧告通り、除名の次に重い「離党勧告」とする可能性が高い。朴氏が自主的な離党を促されても１０日以内に離党届を提出しなければ、その１０日後には自動的に除名される。◇韓国製洗濯機にセーフガードか　米国で公聴会　米国際貿易委員会（ＩＴＣ）が１９日（米東部時間）、輸入洗濯機による自国産業の被害の救済に関する公聴会を開いた。ＩＴＣはすでに韓国のサムスン電子とＬＧ電子製をはじめとする輸入の大型洗濯機の販売増が米国の産業に深刻な被害を与えていると認定している。公聴会で韓国の政府と業界は韓国製品への緊急輸入制限（セーフガード）発動を阻止しようと、優れた製品を供給する企業活動の妨害は消費者に被害を及ぼすことになると主張した。サムスン電子が家電工場の建設を進めているサウスカロライナ州、ＬＧ電子が家電工場建設予定のテネシー州からも州知事らが「援軍」として駆け付け、セーフガード発動は不当だと訴えた。