鎮川選手村(鎮川郡提供)=(聯合ニュース)
鎮川選手村(鎮川郡提供)=(聯合ニュース)
【鎮川聯合ニュース】韓国のトップレベルの競技者が利用する合宿・訓練施設「鎮川選手村」が27日、中部の忠清北道・鎮川に正式にオープンする。 鎮川選手村は開村後初めての大舞台となる2018年平昌冬季五輪に向け、各競技の韓国代表選手の技術向上に向けた支援に総力を挙げる。 鎮川選手村は2009年2月に着工し、完工まで8年かかった。選手村の建設に投入された予算は5130億ウォン(約506億円)に達する。 これまで利用されていたソウルの泰陵選手村と比べ、施設や収容人数など全ての面で約3倍大きくなった。 泰陵選手村は敷地面積31万969平方メートル、選手が使用する宿舎は3棟358室だったが、鎮川選手村は159万4870平方メートルの敷地に8棟823室の宿舎が建てられた。訓練可能な競技は12競技から35競技に、収容人数は450人から1150人に、訓練施設は12カ所から21カ所に増えた。 選手村の李在根(イ・ジェグン)村長は「単純に選手村を泰陵から鎮川に移したのではなく、世界最大規模の総合訓練施設になった」と強調した。 鎮川選手村の今後を占う初めて舞台は来年2月に開幕する平昌冬季五輪となる。だが現在、鎮川選手村で訓練している冬季競技の選手はボブスレー・スケルレトンの韓国代表チームに所属する39人だけだ。そのほかの競技の選手たちのほとんどはニュージーランドなど海外で練習を行っている。 氷上競技の選手たちは施設や装備の移転が終わる11月末までは、泰陵選手村のスケートリンクなどを利用する。 韓国は平昌冬季五輪で、過去最高となる総合4位に入ることを目標にしている。そのため政府と平昌冬季五輪組織委員会、各競技の団体などは今年2月に支援団を構成。外国人指導者や各競技の専門家を招聘(しょうへい)するなどし、総力を挙げて支援する体制を整えた。
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