猛烈な雨が降り、車が水につかった忠清北道・曽坪にある駐車場=16日、曽坪(聯合ニュース)
猛烈な雨が降り、車が水につかった忠清北道・曽坪にある駐車場=16日、曽坪(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】大雨で甚大な被害を受けた韓国中部・忠清北道の道議会議員4人が海外研修で欧州を訪れたことに批判の声が高まる中、最大野党「自由韓国党」は21日、中央倫理委員会を開き、同党所属の3人を除名することを決めた。残り1人は与党「共に民主党」所属で、同党も厳しい処分を行う方針を示している。 自由韓国党の中央倫理委は3人の除名について、「道民が大きな苦しみを受けている状況で議員が海外研修に行ったことは公職者としての本分を忘れた行為」と指摘した。  道議会議員たちは8泊10日の日程でフランスやイタリアなどを訪問するため、17日に現地に向けて出発した。だが、今月中旬に猛烈な雨が降った影響で6人が死亡し、数百人が被災するなどの被害が出た地元では水害の復旧作業が行われているのに加え、訪問先のほとんどが観光地になっていることで批判が殺到。4人のうち2人が20日に帰国して謝罪した。残り2人は22日に帰国する予定だ。 議員のうち1人は外遊を批判する世論が高まっていることについて、国民を集団自殺するげっ歯類「レミング」に例える発言をしたことが報じられ、さらなる怒りを買った。
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