現地時間16日、ワシントンで演説する大統領統一・外交・安保特別補佐官の文正仁氏=(聯合ニュース)
現地時間16日、ワシントンで演説する大統領統一・外交・安保特別補佐官の文正仁氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一・外交・安保特別補佐官(延世大名誉特任教授)が先週末の米国での演説などで、北朝鮮が核・ミサイル開発を中断すれば「米国の戦略兵器の朝鮮半島配備と韓米合同軍事演習を縮小できる」と発言し、物議を醸している問題で、青瓦台(大統領府)関係者は19日「米国にいる文補佐官に連絡を取り、韓米関係に役立たない(発言だ)ということを厳重に伝えた」と明らかにした。 この関係者は文補佐官の発言内容について「現在の南北関係の状況と、北が核実験とミサイル実験を行っている状況を打開し、新たな局面をつくるためにはいくつものアイデアがあり、その一つと考えればいいだろう」と述べ、大きな意味を持たせなかった。 また、文補佐官は訪米に際し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とすり合わせを行っていないと伝え、文補佐官の発言は「個人のアイデア」だとの認識を示した。 文大統領とトランプ米大統領による今月末の首脳会談を前にした文補佐官の発言を巡り、野党は「金正恩(キム・ジョンウン)の補佐官か」「アマチュア外交の極み」などと非難を強めている。
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