韓国海洋水産部がセウォル号沈没事故の行方不明者捜索を前に、船体の腐食状態の点検など進入計画を立てた。(写真はワイヤー除去作業の様子  / 提供:news1)
韓国海洋水産部がセウォル号沈没事故の行方不明者捜索を前に、船体の腐食状態の点検など進入計画を立てた。(写真はワイヤー除去作業の様子 / 提供:news1)
韓国海洋水産部がセウォル号沈没事故の行方不明者捜索を前に、船体の腐食状態の点検など進入計画を立てた。

 海洋水産部は25日午前、全羅南道(チョルラナムド)珍島(チンド)郡庁大会議室で行われた会見で「セウォル号が水中にある時より、水上に出てくる瞬間に腐食速度が高まる」とし、船体の腐食状態と鉄板の耐久性などについて調査を行う方針であることを明らかにした。

 特に船体の外板など鋼材の構造物はもちろん、内部の装置物やサンドイッチパネルなどの危険物もあるので、細かい調査と共に安全な進入計画を作るという。

 引き上げ推進団長のイ・チョルジョ氏は「排水によって危険度に特別な影響はほとんどないと推定されるが、排水が行われる過程で露出する装置も弱くなる可能性があり、そういった部分についても調査を進める計画だ」と述べた。

 また海洋水産部は、この日0時50分頃に半潜水艇が約1.5m上がり、セウォル号の船体と半潜水艇の甲板が初めて接したと明かした。

 潜水士が確認後、セウォル号船体の重さを支えているジャッキングバージ船2隻とワイヤーにかかった張力を少しずつ半潜水艇に移し、セウォル号船体の重さを完全に半潜水艇が受ける作業を進め、午前4時10分頃に完了した。

 その後、午前7時30分頃に、セウォル号船体とジャッキングバージ船間で固定されたワイヤーを除去し、午前10時にジャッキングバージ船の油圧ジャッキに連結されたワイヤーを除去する作業が行われている。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0