セウォル号の船体をバージ船に固定する作業=23日、珍島(聯合ニュース)
セウォル号の船体をバージ船に固定する作業=23日、珍島(聯合ニュース)
【珍島聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没した韓国旅客船セウォル号が海底から24.4メートル持ち上げられ、セウォル号を両側から挟むように位置するバージ船2隻にセウォル号の船体を固定する作業が進んでいる。 海洋水産部の李哲朝(イ・チョルジョ)セウォル号引き揚げ推進団長は23日、珍島郡庁舎で会見を開き、「きょう午前11時に海面の上13メートルまで持ち上げることを目標にしていたが、セウォル号が海上に持ち上げられる過程で船体の姿勢が変わり、バージ船のワイヤーとセウォル号の船体の間に干渉現象が発生した」と説明した。バージ船に固定してから、セウォル号の船体の姿勢を再調整するという。 セウォル号の船体には引き揚げ用ワイヤーがつながれ、バージ船の油圧ジャッキを使ってつりあげていた。 李氏は、セウォル号とバージ船との間隔が狭まっているため慎重な作業が必要だとした上で、「午前11時をめどにしていた海面の上13メートルまで持ち上げる作業は、午後完了すると予想される」とした。 この高さまで持ち上げた後、バージ船から半潜水式の船に移し、港へ移動することになっている。
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