少女像が設置された釜山の日本総領事館前の歩道を管理する東区庁長が少女像のもとを訪れた=19日、釜山(聯合ニュース)
少女像が設置された釜山の日本総領事館前の歩道を管理する東区庁長が少女像のもとを訪れた=19日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は19日の定例会見で、京畿道議会の団体が旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像を独島に設置する計画を推進していることについて、「少女像関連問題を性格が全く違う独島に結びつけることは望ましくない」と述べた。 また、「少女像が普遍的な人権問題として日本軍の慰安婦被害と関連したものなら、独島は領土主権と関連した事案である点で、二つの事案は性格が全く違うことを指摘したい」と強調した。 同団体の少女像設置計画に対し、事実上反対の立場を表明したと受け止められる。 別問題である少女像問題と独島問題を結びつけ、日本の独島領有権主張の強化につながるような事態は避けたい考えとみられる。特に、釜山の日本総領事館前に市民団体が少女像を設置した問題で日本との関係が冷え込む中、独島への少女像設置をめぐる問題で状況がさらに悪化することを懸念したようだ。 岸田文雄外相は17日、記者団に対し、同問題について、「竹島はわが固有の領土」として、「この立場に照らしても受け入れられない」と主張した。 これに対し、韓国外交部は「日本政府は明白なわが固有の領土である独島に対する無駄な主張を直ちにやめるよう求める」と表明する報道官論評を発表。在韓日本大使館の総括公使を呼び、強く抗議した。
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