【ソウル聯合ニュース】韓国の保健福祉部が29日、医療分野の海外進出と外国人患者誘致の支援に関する5カ年(2017~21年)の総合計画を発表した。 アジアは割安な診療費と高度な医療サービスで世界の医療ツーリズムの新たな中心地に成長しようとしており、日本や中国は産業育成に意欲的だ。その中で韓国政府も韓国の医療サービスを世界に広め、国際競争力の引き上げを図る。 総合計画では2021年までに韓国の211の医療機関を海外に進出させ、外国人患者80万人を誘致するという目標が掲げられた。そのための重点戦略として、▼韓国医療のパッケージ進出の拡散▼医療・観光・ITの融合を通じた外国人患者誘致の活性化▼地域に特化した戦略▼グローバルな力の強化▼韓国医療ブランドの世界でのステータス向上――の五つに取り組む。 地域に特化した戦略として、韓国の医療サービスの利用が多い中国と中東、ロシアの患者向けにそれぞれ別の戦略を講じる。中国については医療特区への進出支援、医療と韓流コンテンツの組み合わせを強化する。中東には韓国の病院モデルの進出を増やし、中東からの患者の韓国滞在環境も整備する予定だ。 医療通訳の養成と検定試験の実施も検討する。 保健福祉部はこの総合計画を基に、毎年詳細な施行計画を立て、実績管理と評価を行う予定だ。
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