ロッテ百貨店本店(資料写真)=(聯合ニュース)
ロッテ百貨店本店(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ソウル・明洞近くにあるロッテ百貨店本店の増築計画が具体化し始めたことで、ロッテと現代、新世界の韓国流通大手3社による「ソウル最大デパート」のタイトルをかけた争いが激化している。 今年8月、新世界百貨店が「ソウル最大の営業面積」を誇る江南店をリニューアルオープンしたが、2018年ごろ、ロッテ百貨店本店の増築が完了すれば、同店が「ソウル最大のデパート」の地位を奪還することになる。 ソウル市中区は今月20日に建築審議会議を開き、ロッテ百貨店が申請した増築計画を審議した。審議を行うのは2回目で、通過する可能性が高い。 建築審議後の許認可手続きが順調に進めば、ロッテ百貨店は来年1~3月期に増築工事を始める方針だ。本店の裏側にある地上駐車場の場所に9階建ての別館を建てる計画で、18年下半期の完成を目指している。 営業面積は1万9000平方メートルで、本店の7万1000平方メートルと合わせると9万平方メートルとなる。ソウル市内のデパートのうち、営業面積が最も大きい新世界百貨店江南店の8万6500平方メートルを上回る見通しだ。現代百貨店が20年までに完成する計画を明らかにした汝矣島店の営業面積8万9100平方メートルよりも大きい。 ロッテ百貨店本店の増築は韓国デパート初の年間売上高2兆ウォン(約1820億円)達成のためにも重要となる。ロッテ百貨店本店の昨年の売上高は1兆8000億ウォンで、全国トップだが、1999年に売上高1兆ウォンを達成してから17年が過ぎた今年も2兆ウォンの達成は困難な状況だ。 ロッテ百貨店関係者は「流通大国の日本でも売上高2兆ウォンを超える百貨店は東京・新宿の伊勢丹など数店にすぎない」として、本店増築による大台達成に期待を示した。
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