世界経済フォーラム(資料写真)=(聯合ニュース)
世界経済フォーラム(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】ダボス会議で知られるスイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)が28日発表した各国・地域の競争力を順位にした2016年版報告書で、韓国は138カ国・地域のうち3年連続で26位だった。 韓国は07年に過去最高の11位を記録した後、毎年順位を下げ14年からは26位にとどまっている。 分野別では、三つの評価項目のうち50%の割合を占める効率性増進は前年の25位から26位に後退した。 基本要因も18位から19位に下げた。企業の革新および成熟度は前年と同じ22位だった。 三つの評価項目の詳細をみると、12部門のうち、マクロ経済環境は前年の5位から3位に上がった。 昨年の消費者物価上昇率が0.7%とインフレ率で1位タイとなり、貯蓄率(14位から8位)、財政収支(19位から18位)と良好だったと評価された。 しかし、労働市場の効率性(83位から77位)と金融市場の成熟度(87位から80位)はわずかに上昇したもの、下位圏にとどまった。 今年の競争力トップは昨年に続きスイス、2位はシンガポール、3位は米国だった。日本は8位、中国は28位。 韓国企画財政部は、上位の国に共通するのは労働市場の効率性、市場の効率性、企業の革新などで高い順位を記録した国だと説明した。同部関係者は「大胆で迅速な改革措置を施行しなければ競争力は飛躍しない。労働・金融などの4大構造改革と産業改革の持続的な推進が課題であり、改革に向けた立法措置が急がれる」と強調した。
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